【東京経済オンライン】就活で嘘、そして内定。そんな私の末路
2018年卒就活のエントリーが始まって約2週間が経ちましたね。東京経済オンラインで興味深い記事を読んだので就職活動について書こうと思います。内定のためにお金を払ったり、偽りまくった私が【就活と嘘】を語りましょう()
その前に今の就活はどうなってるんだろう?と思ったのでマイナビでチェック。
・・・嘘でしょ。
就活は1年かけてやるようになったの...!
それこそ嘘だと言ってほしいところ。
私が就活したころと全然違う気がする。
▼2018卒 就活スケジュールはこちら
(徹底解説! 2018卒 就活スケジュール - マイナビ2018より)
めちゃめちゃハードやないか…
これじゃ卒論書く時間取るの難しいよね
▼ 目次
就活で嘘をつく学生と企業
面接では学生が競って嘘をつき、話を「盛る」。それが「当たり前」なのだという。「だって、企業も嘘つきだから」と学生たち。そんな化かし合いは、やめにしませんか。
▼ この記事の内容をザックリ。
- 嘘エピソードで内定をもらう学生たち
- 嘘は3パターン:実績盛り / キャラなりきり / 他社選考状況の嘘
- 「御社が第一志望です」という嘘にもはや抵抗感はない
- 企業も経団連のスケジュールを無視した採用活動をしている(=企業の嘘)
- つまり学生も企業も嘘をついている
- サークルやバイトはいくらでも盛れるが学生の履修履歴は嘘をつかない
この記事を読んだ感想は「こんなの当たり前のことじゃぁぁあぁ!!」だった。
私も嘘をついたし企業も嘘を付いていた。嘘を付いていなくても話を盛るのは『就活あるある』でやっていない人の方が少なそう。
それでは私の就活嘘を振り返っていこう。
2015卒 私の就活
ポップな感じでスケジュールを作ってみた。
10月頃から書き出してるけど、実際は夏にインターンを終えていて10月くらいには自己分析を終えている人も多い。ちなみに私は11月スタートだったから結構出遅れちゃってた。
そんな出遅れた私の結果がこれだ。
【結果】
- 就活の軸:「命」に関われるもの
- 受けた業界:生保 / 製薬 / 医療機器 / 教育
- 内定:生保1社 / 製薬1社(4/19 就活終)
本当のところ2月には面接が始まっている企業が多くて2月、3月にはもう内定をもらっている人もいたし「なんだかなぁ」って思ってた。
『結局内定出るの早いし、なんだ成功者の意見かよ』と思ったあなた。以下を読み進めてほしい。私がもう1回就活するんだとしたら嘘を付かずにやりたい。
内定にカネを払った話
結論から言う!
友達にも親にも言ってないけど言ってしまう。
私は内定をもらうために15万も払って、内定塾に通った人間である!
15万払って2社だ。1社7.5万だ。
それでも一応内定をもらえたんだから「ありがとうございます」とも思うけど、今となっては必死で入社した会社を辞めてしまってる。
だけどそれほど内定を取りたかったんだ。
しかも大手企業の内定が。大手企業=人生の成功みたいに本気で思っていた。
そう、私は大手病だった。
大手病というのは【最大手企業しか認めずにそれ以外の企業をほとんど受けない症状】らしい。まさに私で業界トップ3の会社はすべてエントリーしたし、中小は受けていない。
内定塾では自分を売り込むこととか社会人のマナー、OB訪問の仕方とか学んだことはいっぱいあったけど別に入らなくてもよかった。
講師はめちゃくちゃいい人たちで親身になってくれたし、業界のことはだいぶ詳しくなったし楽しかった。でも内定にお金をかけるのはどうなんだろうな。これから書くけど内定にお金を払うことで私は実力以上の就活をしてしまったからね。
一流大学生にも大手病
内定塾には東大生や早慶などの一流大学の学生も居た。彼らは実力だけで内定取れそうなのにな〜と心底不思議だった。
でも話してみると結構悩んでいて
「大手入らないとプライドが崩れる」
「せっかく東大に入ったのにって言われてる先輩がいて」
とエリートのプライドや世間の目とかを気にしすぎなんじゃないかと...
あ、一流大卒ってことを除けば自分もそうか。
彼らとはこれっきり一度も会っていないからどうなったのかは知らないけど、内定はお金を払っても得たいものなのかもしれない。
この塾の生徒で内定を得て今もイキイキと働いている人もいるし、入った会社をすぐに転職した人もいる。ただしこれはめっちゃ難しいところで、大手の方が安定してそうな気もするし、プライドも保てる気もする、キャリアもうまく築いていけそうな気もする... ような気がする。
後々気付いたけど、それは人によりけりで必ずしも全員が大手企業に合うとは限らない。
I am the 嘘つき就活生
私は典型的な嘘つき就活生だった。
さっきの記事でいうなら【キャラなりきり】
このパターンの嘘は絶対つかない方がいい
もちろんどの嘘もつかない方がいいんだけど「御社が第一志望です」「サークルの嘘盛り」よりも自分を追い詰める
ちなみに最近企業が学生に求めるのは「主体性」らしい。
自分の意志・判断で行動しようとする態度。
(徹底解説! 2018卒 就活スケジュール - マイナビ2018より)
最大の欠点を偽ってしまった
私に徹底的に不足しているものは【コミュニケーション能力】で、多くの企業が求めている基礎的な力だ。
本当の自分は狭く深くの人間で、浅く広くがなかなかできない。もし頑張っても最初だけでしばらくして化けの皮が剥がれる。
だけど就活はコツさえつかめばコミュニケーション能力の低さなんて隠せちゃう。
だってたったの数ヶ月偽ればいいんだもん。
- 自己PRを工夫
- 挨拶をしっかり
- 聞き手に回る
- ニコニコして
- 結論から先に述べて短く回答
これだけできればコミュニケーション能力はあると見なされる。たったの数分の面接だしちょっと我慢すればできるはず。
これが本当に苦手でつらいなら絶対にやめた方がいいし、最初からやらない方がいい。
それから
コミュ力詐欺に加えて自己PRで【他者を巻き込む力】なんて言っていたからダブルパンチを食らう羽目になったwww
【結果】
私はコミュニケーション能力が高くリーダーシップのある人間と判断されてしまった。
しかも採用されてしまった。
怖くなって最終面接で「御社は第一志望ではありません」とつい本音を言ってしまったこともある(しかし正直だと褒められて採用)
とにかく何回かの面接で自分の弱点はバレない
これが本当によくなかった。
内定者懇談会で思い知る偽りの代償
【内定者懇談会の飲み会にて】
人事が言ったのである
「はなまるさんは明るくてコミュニケーション能力が高いから戦力になる」
・・・終わったwww
内定者を見渡すと必ずしもコミュ力は必要なかった。無口で喋ると少し声が震える人、ボーッとしている人、ずっと下を向いてメモを取り続けている人などありとあらゆるタイプがいた。
その中で私の位置付けはコミュ力高い活発な人だwww 終わったwww
でも私はその自分を演じてしまったのだ
これは自業自得だし誰を責めたいわけでもない
あの時の私は大手病で大手企業の内定さえもらえればそれでよかったんだ。
だけど内定さえもらえばこっちのもん?
そんなことはなかった…
弱点を美化して強く見せたら自分がキツイ。
コミュ力が低いなら違う強みを見つけてアピールした方がラクだった。
なぜならコミュ力が低い内定者はたくさんいて、彼らには確実に違う強みがあった
私の就活タラレバ
私は晴れて大手企業には入ったけど、何かとリーダーになることが多くて辛すぎた。
だから私がもし就活をもう一度やるならこう言う
私の強みは逆境に立たされた時に、いくつかの方法を考えて1つずつ試していけることです(ちなみに打たれ弱いです)
そんなことを言ったら入れる会社は減ったかもしれないけど働きやすかったと思う。
企業が内定者に求めるものはたしかにあるけど、それがもしも自分の弱点だったら偽っちゃダメだ。あなたには違う強みが必ずあるはずだし、その強みで戦う方が有利だ。
あなたの良さはたくさんあるから、その中から1番自信があるものを選んでほしい。
おわりに
就活は想像以上につらいこともある。
みんなが内定を取っていく中で取り残されていく気持ちになってしまうかもしれない。
怖くてもそこで偽らないでほしい。
あなたの良さで面接を楽しんでほしい。
2018年卒の就活生へ
これからの大健闘を祈っています。
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